オーバーロード3 鮮血の戦乙女


オーバーロード3 鮮血の戦乙女
詳細
名前 オーバーロード3 鮮血の戦乙女
分類 ライトノベル
作者 丸山くがね
イラスト so-bin
発行 株式会社KADOKAWA
出版社 エンターブレイン
初版発行 2013年4月11日

 
不死者の王VS真祖


概要
 『オーバーロード』書籍版第3巻。

 絶対服従を誓った守護者・シャルティアがまさかの反逆。アインズ冒険者として、エ・ランテルに潜入する裏で、守護者たちに一体、何が起きていたのか?
 最強守護者相手に、死霊系統魔法が一切無効化されるアインズの戦略は!?決戦の火蓋が、いま切って落とされる…。瞬きも許されない死闘を刮目せよ。

ストーリー
1章 捕食者の群れ

 セバス・チャンプレアデスソリュシャン・イプシロンは金持ちに身分を偽りエ・ランテルへと潜入していた。狙いは釣られて寄ってくるであろう裏社会の人間を確保し情報を得ること。その罠に野盗のザックが引っかかり、セバスソリュシャン、さらに合流したシャルティアの乗った馬車を仲間たちと襲うものの、返り討ちにあい全滅する。
 さらに近くに野盗の根城があることを知ったシャルティアは、シモベのヴァンパイア・ブライドと共に襲撃をかけるのだった。

2章 真祖

 野盗の本拠地である洞窟で殺戮を始めるシャルティア。そこに野盗に雇われていたブレイン・アングラウスが立ちふさがる。ブレインはかつて王国最強のガゼフ・ストロノーフと互角の戦いを繰り広げた天才剣士で、打倒ガゼフの為に磨き上げた「武技」でシャルティアの命を狙うも、小指一本で攻撃をいなされ心が折れて逃げ出してしまう。
 それを追い洞窟で更なる殺戮をシャルティアは繰り返すが、血を浴びると暴走する”血の狂乱”というスキルの為に我を忘れ、ブレインを取り逃がしてしまう。
 さらに洞窟を出たところで野盗の討伐に来た冒険者と鉢合わせしてしまい、主人であるアインズのポーションを持ったブリタがいたことで混乱。おまけに冒険者の一人まで取り逃がしてしまう。

 シャルティアは慌てて眷属に追尾を命じるも、何者かを発見した眷属は即座に消滅させられてしまう。そして確認に行ったシャルティア漆黒聖典の一同を発見、捕獲を試みるもカイレの洗脳を受けてしまい、「誰かが近づくか、攻撃をされたら反撃をする」という状態になってしまう。しかし寸前で攻撃して甚大な被害を与えたことで漆黒聖典も撤退せざるを得ず、シャルティアはその場に放置されることとなる。

3章 混乱と把握

 シャルティアが反旗を翻したという報告を受けたアインズは、急ぎナザリックへ帰還しアルベドから状況の説明を受ける。ギルドの管理用コンソールで確認できる守護者の状態、その中でシャルティアの状態が「一時的な敵対」になっていたのだ。アインズアルベドの姉ニグレドの力を借りシャルティアの所在地を確かめる。
 その頃エ・ランテル冒険者組合もシャルティアの存在に気付き、冒険者モモンに協力を要請してくる。これを利用しようと考えたアインズは自らシャルティアの討伐に志願し、付いて来たイグヴァルジを密かに抹殺。そして放置されていたシャルティアの洗脳を解くために《ウィッシュ・アポン・ア・スター/星に願いを》という「何でも願いを叶える」超位魔法を使用する。しかし、その効果はなぜか打ち消されてしまうのだった。 位階を超えた超位魔法に対抗できる手段はただ一つ、それは「ワールドアイテム」という”ユグドラシル”に存在した最高峰のアイテム群の力だけ。ワールドアイテムの力はナザリックにとっても脅威であり、「ワールドアイテムを所有する強大な何者かがシャルティアを罠として残し、救いに来た人間を狙っている」と判断したアインズは慌ててナザリックへ帰還する。

4章 死戦を前に

 ワールドアイテムに対抗できるのはワールドアイテムを持つ存在だけ。アインズは守護者全員にワールドアイテムを持たせるため、ナザリックの宝物殿へアルベドシズユリと共に赴く。しかし宝物殿にはアインズが最も恐れる存在、自分がかつて「かっこいい」と信じる要素を全て詰め込んで作った黒歴史の塊、パンドラズ・アクターが封印されていた。パンドラズ・アクターのかっこいい一挙一動に精神の強制安定化を発動させつつも、アインズはワールドアイテムを回収する。
 ”ユグドラシル”と同じルールなら、シャルティアを一度滅ぼし蘇生すれば洗脳が解けるはず。そう判断したアインズアルベドに必ず帰ってくることを約束し、シャルティアとの戦いに向かうのだった。

5章 PVN

 アウラマーレに監視を任せ、シャルティアとの戦いに向かうアインズ。しかしその装備は「監視している何者か」に奪われる可能性を考慮し、最高峰のゴッズアイテムは持っていけず劣った物に。さらにシャルティアは対アンデッドにおいて真価を発揮する信仰系マジックキャスターであり、実力は1対1ならナザリック階層守護者において最強。アンデッドであるアインズにとっては最悪の相手だった。

 守護者達が見守る中、コキュートスの見立てでは勝率30%という戦いに超位魔法の一撃から戦端を開くアインズシャルティアも状況を理解できないまま洗脳に従い戦ってしまう。二人の戦いは激しい魔法の撃ち合いから始まり、ほぼ自身と同じ強さの分身を作るシャルティアの奥の手「エインヘリヤル」、無機物すら即死の効果対象にするアインズの奥の手「The goal of all life is death/あらゆる生ある者の目指すところは死である」なども出し尽くし、とうとう互いの魔力が底をついてしまう。
 シャルティアは魔力が尽きても物理攻撃で戦え、アインズは戦えない。そのため勝利を確信したシャルティアだったが、アインズは課金アイテムでかつての仲間たちの装備品を次々と装備し互角の戦いを続行する。

 それでもシャルティアは強く、削りあいならアインズの敗北が濃厚になった時アインズの腕時計が時間を告げる。それは連続で使用できないペナルティを持つ超位魔法の「冷却時間」が終わったことを教えるアラームだった。超位魔法を自身を巻き添えに発動すれば、残りHPと魔法防御力の関係からアインズの勝利は確定する。
 実のところアインズシャルティアの制作者であるペロロンチーノと非常に仲が良く、そのスキルなども熟知しており、最初からここまで想定しての戦いだった。(ペロロンチーノがいつの間にかシャルティアに蘇生アイテムを持たせており、その為に即死魔法が不発に終わったことだけは想定外だったが)

 しかし超位魔法を発動しようとした瞬間、アインズペロロンチーノの子供とも言えるシャルティアを殺すことを一瞬躊躇ってしまう。その隙を突こうとするシャルティアだが、戦いの様子を見ていたアウラスキルによって一瞬気を逸らされ、超位魔法が発動。シャルティアは蒸発し、アインズが勝利した。

 その後、ナザリックで行われた復活の儀式でシャルティアは無事に蘇生が完了する。全裸で。
 アインズシャルティアを洗脳した存在への復讐を誓い、戦力増強のためにリザードマンの村を襲撃する計画を立てるのだった。

Epilogue 

 謎の吸血鬼の討伐という偉業からモモン冒険者の最高峰、アダマンタイト級冒険者にまで上り詰めていた。そんなモモンアインズにメッセージの魔法が届き、アインズ守護者全員の出撃を命令する。

キャラクター紹介

 

書籍版とweb版の違い

書籍版 web版
シャルティアとヴァンパイア・ブライドが何もしない シャルティアとヴァンパイア・ブライドが馬車の中でナニカしている
ブレインシャルティアから逃げ切っている ブレインシャルティアに吸血され、その下僕になっている
シャルティア漆黒聖典と遭遇し、洗脳され、アインズと戦う
その過程でニグレド登場
シャルティア漆黒聖典と遭遇しない
ニグレドも登場しない
宝物殿に行ったのは洗脳対策にワールドアイテムが必要だったから 宝物殿に行ったのはマジックアイテムの実験のため

 
小ネタ

  • web版ではそもそもシャルティアアインズが戦わないので書籍版で特に大きく加筆されたシーンになっている。
  • web版から書籍版への変更で、シャルティアが非常に残念なキャラになってしまった。
  • 二人の戦いで使われた魔法は膨大な数に上り、大百科でまとめる管理人を大いに苦しめた。
  • アニメではちょうど第10話〜第13話にあたる。
  • 実は洗脳されたシャルティアツアーアインズの発見前に一戦交えている。(7巻279頁)
  • 最後の出撃を命じるシーンは4巻でリザードマンの村に対する示威行為行う際のもの。

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15 Responses to オーバーロード3 鮮血の戦乙女

  1. 匿名 より:

    >・アニメではちょうど第10話〜第12話にあたる。
    10〜13話ですね

    • nigun-love@管理人 より:

      なんと、さっそくのミス…ご指摘感謝です
      しかしほぼ書籍オリジナルの展開、web版との比較に困りますね

  2. 匿名 より:

    ナザリック最強はルベドで守護者最強がシャルティアじゃなかったっけ?

  3. 匿名 より:

    PVNは5章ではないでしょうか

  4. 匿名 より:

    > エンリヘリヤル
    覇王すぎて草

  5. nigun-love@管理人 より:

    章の名前直しました!
    エンリヘリヤルは自身と全く同じ強さのエンリさんを召喚するスキルです
    シャルティアが使えばエンリレベル100が召喚される遅るべきスキルなのです修正しました!!

  6. 匿名 より:

    >戦いの様子を見ていたアウラのスキルによって一瞬気を逸らされ、

    実はこれは確定じゃないんだよね
    行間でそう読めるようにはなっているけど、アウラがやったとは明言されてないし何のスキルを使ったのかも不明
    作者がこの後の巻で「実はあの時のスキルは別な監視者によるものでした」と言い出しても不思議はない

    小説では「スカイ・アイを解除」とあるが監視スキルに殺意を感じさせる効果はなさそう
    アニメでは唇をすぼめて、ハムスケのところで使った恐怖を感じさせる吐息を放っていたように演出していたが、これは原作者に聞いたのかアニメオリジナルか不明

    • 匿名 より:

      不自然すぎるというなら、「描写されているアウラのスキル」であるスカイ・アイはシャルティアに……Lv100の存在に、死力を尽くしている最中に注意をそらすほどの効果をもたらせるものだと、どこに記してあるのか出典を示せますよね?

      そう、「不自然すぎる」のは確か……でも、「アウラがやったのは確定」ではない
      そこの区別はきちんとしておかないと

      「明確に書いてあること」以外はすべて、作者の気持ちひとつでどうにでも決定されるのが小説世界なのだから
      読者が決めちゃいかんのよ

      • nigun-love@管理人 より:

        ハムスケの場面で説明がありましたねー
        「精神魔法扱いにはならないのでアンデッドにも有効」
        「スキルと組み合わせることで数キロ先も攻撃できる」とか何とか
        そして倒されるシャルティアの台詞とアウラの様子からアウラの仕業とほぼ確定
        それをアニメの情報が補完してるかと

        • 匿名 より:

          ええ、自分もあれをアウラのやったことと思っています
          でも「アニメで補完されなければならなかった」という描写不足、決定的なこととして書いていないという点はきちんと認識しておかなければと
          確定事項と推定の違いはきちんとしておくべきと思います

          「アウラのスキルによるもの」と書くか、「明確な描写はないがまず間違いなくアウラのスキルによるもの」と書くか、の違いです

      • 匿名 より:

        「アウラがそのスキルを持っている」「そのスキルはこの場面では有効だ」「被害者は最後にアウラのことを口にした」「だからアウラがやったんだ!」……これは、ミステリーではお約束の、ミスリードを誘うやり口では?
         こういうことを言う人は大抵、名探偵にその推測をひっくり返されるでしょ

        「ほぼ確定」は「確定」ではないんだよ
        原作者はこの手法をあちこちで使っているし、おおむね間違いではないんだろうけど、ここのような情報をまとめるところでは、「そうだろう」「そうとしか読めない」から「そうだ」と断定するのはよくないんじゃないかと

  7. nigun-love@管理人 より:

    様々なご意見ありがとうございます。
    しかしやはり、見たくなかったのだ、同じオーバーロード好きが争う姿を。
    という訳で実験的に誰もが記事を編集できるようにしてみました。
     
    オーバーロードという作品には様々な見方がありますが、そこから自分が拾った情報で組み立てた大百科は
    やはり「自分から見たオーバーロードの大百科」になってしまいますからね。
    もちろん記事は書き続けますが、お気付きの点などは遠慮なく弄ってみてくださいー

  8. 匿名 より:

    アニメでは宝物殿のシーンでシズだけカットされたのが残念><
    ただでさえシズの出番少ないのに・・・

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