組織


天武

天武
詳細
名前 “天武”
リーダー エルヤー・ウズルス
タイプ ワーカー
拠点 帝都アーウィンタール
Media
登場作品 web版
書籍版

「・・・・・・って! うげぇ、あいつもいるの? あー、そうか。じゃぁ、あそこにいる森妖精の娘たちは・・・・・・最悪。死ねよ、糞」

────半森妖精の敵意に満ちた呟き

概要
 バハルス帝国の帝都アーウィンタールに拠点を置くワーカーチームである。4名で構成されるチームではあるが、実質的にリーダーを張るエルヤー・ウズルスのワンマンチームといえる。

 チームを構成する3名は、いずれもエルヤーがスレイン法国の奴隷商から買い上げた、特殊技術を持つ森妖精(エルフ)の女奴隷たちである。彼女らエルフの特徴である長い耳は、奴隷の証として半ば辺りから切り落とされている。
 商品となる過程において徹底的に痛めつけられた彼女らは、もはや反抗するという考えを完全に失っていた。

 彼女らは嗜虐的趣向を持つ主人の、歪んだ欲望を満足させる捌け口として、公然と虐げられている。エルヤーの亜人種を蔑む態度は苛烈極まりなく、同じチームのメンバーとして思いやる気持ちは全く無い。与えられた装備も、冒険に必要な最低限の粗末なものだけだ。
 更には飽きたという理由だけで、大枚をはたいて買ったエルフを、磨り潰すように使いもする。仮に依頼中に失うとしても、次の交換要員をどうしようかと考える程度にしか、リーダーの心は動かされないようだ。

 彼らは遺跡調査依頼においてナザリック地下大墳墓第一階層を探索し、演習場で待ち受けていた者たちと対峙する事となる。
 ハムスケ(web版はブレイン)に立ち向かったエルヤーは死亡し、他のメンバーは生き残る。その後の3名の奴隷たちの処遇は不明であるが、web版では第六階層のアウラの自室にて、身の回りの世話をする役目を担っている。

強さ
 メンバー間で主人と奴隷という上下関係もあり、エルフの3人はエルヤーの指示無しに動く事が困難なため、チームとして柔軟性や行動のスピード感に欠けるきらいがある。

 オリハルコン級戦士を倒すだけの実力を持つエルヤーの剣技は、依頼に加わった全18名のメンバーの中で群を抜いている事は紛れも無い事実であったが、今回の遺跡調査依頼に参加したワーカーチームの中で“天武”のチームとしての力が劣ることは、他のどの参加者の目から見ても明らかだった。(事実、アインズからは『実験に適さない』という理由で第六層への招待から弾かれていた。実に運が良いことに。)

 それでも依頼が来ていたということは、冒険者で言うところのミスリル級の実績を持つことで最低限依頼を受けるだけの用件を満たしてはいた、という事なのだろう。依頼したフェメール伯が、他のチームの士気に与える影響まで考えていたかどうかは、甚だ疑問ではあるが。

メンバー

エルヤー・ウズルス

リーダーであり、オリハルコン級戦士すら屠れる程の腕を持つ剣士。〈能力超向上〉を擁する天才的な剣の実力に対して、まるで反比例したかのような人間性しか持たない。戦闘狂かつ人格破綻者で、同業者から忌避されている。人間以外を蔑視するほか、自分より弱い者も蔑んで憚らない。
野伏 ダンジョンで役立つ捜索技能を持つ唯一のメンバーにもかかわらず、飽きられたために命を粗末に扱われていた。ハムスケからは魔法詠唱者だと思われていた。
神官 二人のうち、少なくとも一人は治癒魔法が使える。(どちらのクラスも治癒魔法を習得可能) また、それぞれ何種類かの強化魔法を使うことが出来る。
森祭司


小ネタ

  • エルフは人間社会において人権というものを持たず、さらにそれが奴隷ともなれば、どんなに非道な仕打ちをしたとしても罪に問われない。(表立ってそういうことをすれば、周囲に心底軽蔑される事は間違いないが)
  • たとえ依頼中であろうが、メンバー達とヤルことに躊躇いの無いエルヤーではあるが、さすがに複数合同での依頼であるために今回ばかりは自重したようだ。
  • 書籍版での処遇は不明であるものの、奴隷の身である彼女たちは、アインズが言うところの『断れない事情』により、情状酌量の余地があると解釈できる。
  • チームを組んでくれる当てが無かったので奴隷を買って数合わせに使うという、異端の采配をした鬼才がいたような気がするが、彼が“天武”を発想の起点としたかは定かではない。


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ヘビーマッシャー

ヘビーマッシャー
詳細
名前 ヘビーマッシャー
リーダー グリンガム
タイプ ワーカー
拠点 帝都アーウィンタール
Media
登場作品 web版
書籍版

「こいつは――くっくくく……」

笑いが止まらないというように幾人かが含み笑いを漏らす。


概要

 バハルス帝国の帝都アーウィンタールに拠点を置くワーカーチームである。
 冒険者やワーカーがチームを組むときは、4~5名程度が一般的とされるが、このチームは14名(web版では9名)の大所帯となっている。

 別の仕事を片付けた直後だったこともあってか、件の遺跡調査依頼にはリーダーのグリンガムを含めた5名のみの参加となった。
 ナザリック地下大墳墓侵入後は、第1階層にて低級アンデッドの大群を処理し、落とし穴の罠を犠牲者を出さずに辛くも攻略。その後、7体ものエルダーリッチと遭遇し即座に撤退を選ぶも、強制転送の罠にかかってメンバーは散り散りになってしまった。

 グリンガムと盗賊は、第2階層の『黒棺(ブラック・カプセル)』に転送され、同領域守護者である恐怖公の眷属達に美味しく頂かれてしまった。
 他の3人の転送先はわからないが、遅かれ早かれ第5階層の『真実の部屋(Pain is not to tell)』通称拷問室に拘束され、ニューロニストと拷問の悪魔(トーチャー)たちによる歌唱指導を受けることとなったはずである。
 
強さ

 冒険者で言うところのミスリル級の実績を持ち、帝国でも有数のワーカーチームとして知られている。そうでなければ未発見の遺跡調査などという重要な依頼を任されることはなかっただろう。

 遺跡調査依頼に参加した5名は、リーダーの戦士グリンガムに加えて、盗賊、戦士、魔術師(ウィザード)、神官となっている。
 調査対象が未知のダンジョンであり、遭遇する可能性が高いモンスターがアンデッドであるという事前情報から考えられる、最も効果的な人員選択であった事は間違いない。
 今回の5名のチームとしての能力は、今回の依頼を受けたチーム(チーム能力に欠ける“天武”を除く)と互角である。

メンバー

グリンガム リーダーであり、斧と盾を持つ重装戦士。カブトムシを思わせる角付き兜のフルプレートメイルがトレードマーク。道中でモモンと手合わせした。
盗賊 戦闘は間接武器を主とし、罠探知、簡単なアイテム鑑定、哨戒、登攀などのダンジョンで必要となる技術を駆使する。
戦士 全身を覆うほどの大きい盾とメイスで武装した重装戦士。主に対アンデッドを想定した壁役。
魔術師(ウィザード) 魔力系魔法詠唱者。〈火球〉などの攻撃魔法の他、探索に役立つ魔法を数多く修める。特に〈蜘蛛の梯子〉がなければ、落とし穴の時点で犠牲者が出ていた可能性が高かった。
神官 対アンデッドに特化したクラスに就く、地神の神官。後衛担当で今回の依頼における切り札的存在。対象が弱かったとはいえ、彼のアンデッド退散能力は一度に20体以上ものアンデッドを消滅させた。(web版では一度に40体近くのアンデッドを崩壊させた)

※その他のメンバーは作中で言及されていない。

小ネタ

  • エルダーリッチ兵団を討伐していた“フォーサイト”と同じく、カッツェ平野にてアンデッド討伐をこなしていた。
  • チームの人数が多い事は、こなせる依頼の幅が広がる、依頼ごとに最適な編成を組めるなどのメリットがある反面、一人当たりの稼ぎが薄くなってしまう、統率がとりづらくなるなどのデメリットもある。
  • グリンガムを失ったとはいえ、遺跡調査に行かなかったメンバーは健在なので、ワーカーチームとして存続する可能性はある。
  • 聖歌隊メンバーの転送先は不明。気付いたら猿轡を噛まされていて、完全に縛り付けられた上でのフルフロンタルだった。
  • 聖歌隊は“お仲間と一緒”とのことだが、拷問室に他のメンバーの気配は無い。氷結牢獄で順番待ちしているのか、それとも別ルートで悲惨な目にあっているのか・・・

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パルパトラのチーム

パルパトラのチーム
詳細
名前 不明
リーダー パルパトラ・オグリオン
パルパトラ(web版)
通称 パルパトラのチーム
タイプ ワーカー
拠点 帝都アーウィンタール
Media
登場作品 web版
書籍版

「・・・・・・頑張れ」

──メイドからの切実な声援 


概要

 バハルス帝国の首都アーウィンタールに拠点を置くワーカーチームである。リーダーの槍戦士パルパトラに加えて、戦士、神官、盗賊、魔法使いというバランスの取れたチーム構成となっている。
 パルパトラの設定が書籍化に当たって大幅に変更となったため、実績などに関して色づけされている。
 作中にて遺跡調査を依頼された4つのワーカーチームのうちで唯一チーム名が明かされず、『パルパトラ率いるワーカーチーム』または単に『パルパトラのチーム』などと記されていた。

 書籍版における彼らはドラゴンを討伐したチームとして名が通っており、リーダーの身につける装備と二つ名が武勇の証として広く伝わっている。彼らのチームとしての強さは冒険者で言うところのミスリル級の実力であり、その勇名によって件の遺跡調査を依頼されるに至った。

強さ

 遺跡調査に派遣されたワーカーチーム“フォーサイト”“ヘビーマッシャー(のうちの5人)”と互角の実力を持ち、あるチームが出来る事は他の2つのチームにも出来るという。
 ナザリック地下大墳墓入り口において8体のナザリック・オールド・ガーダーと戦闘を行った結果、2名が死亡し3名が消息不明となった。

メンバー

パルパトラ・オグリオン(書籍版) リーダーであり、80歳にもなる元冒険者の槍戦士。“緑葉(グリーンリーフ)”の二つ名を持つ。過去に有用な槍武技〈竜牙突き〉を開発したほか、刺突耐性もちのナザリック・オールド・ガーダーを3体引き受けて最後まで持ちこたえる防御能力の高さを見せた。
(web版の名前はパルパトラ。20台半ばの槍戦士で、二つ名は“鉄壁”。)
戦士 倒れたときの重量感から、恐らく重装戦士と思われる。ナザリック・オールド・ガーダーを2体引き受けるも、雷属性ハンマー持ちに殺される。
神官 聖職系は相性が良いとはいえ、3体引き受けて最後まで持ちこたえたので、戦士能力寄りのクレリック系クラスだと思われる。
盗賊 ナザリック・オールド・ガーダーに対しては効果的な攻撃手段が無かったため、回避盾としての役割しかもてなかった。屍肉判定されたので死亡したのだろう。
魔法使い 不用意に《フライ/飛行》を使って弓矢の的になった戦犯。早々に戦闘不能にならなければもうちょっと持ちこたえられたはず。

パルパトラ以外のメンバーに関しては構成含めて書籍、web間での差異はほぼない。

小ネタ

  • なぜか執拗なまでに語られないチーム名。何か特別な理由があるのではないかと邪推してしまう。
  • 他のメンバーはパルパトラとは年が非常に離れている。もしかしたら若手を育ててチームを作った前例の1つなのかもしれない。
  • このチームを結成してから一人の犠牲者も出ていなかった。遺跡調査依頼を受けるまでは。
  • 彼らと対峙したナザリック・オールド・ガーダーは、命を奪うという行為に対して喜色を示さず、黙々と戦っていた。カルネ村で作られたデス・ナイトとは対照的である。
  • 戦士が食らった雷属性ハンマーは、金属フルプレートに対する最適解の1つ。ちなみに結果は書籍版では即死、web版ではほぼ即死(すぐに回復しないと死ぬ)である。

六大貴族

六大貴族
詳細
名前 六大貴族
所属 リ・エスティーゼ王国
Media
登場作品 web版
書籍版

 玉座に座る王――ランポッサ三世の近くで不動の姿勢を保つガゼフは、集まった多くの貴族の中に六大貴族の姿を見つけ、軽く目を見開く。


概要
 リ・エスティーゼ王国に領地を持つ有力貴族。それぞれが領地の広さ以外の分野において、1つくらいは王をしのぐ力を持っている。そのため政治的にも大きな発言力を持ち、派閥や次期国王擁立の旗頭となっている。

メンバー

ブルムラシュー侯 財力国内トップで鉱山持ち。金への意地汚さに定評があり、金で簡単に転ぶとされる。実際、帝国に重要な情報を売っている。その事実の発覚は国の崩壊を引き起こすため、レエブン侯らによって秘匿されている。40手前。(web版では細身で温和な顔立ちの男。)
ペスペア侯 最年少。王の長女を娶った美青年で、次期王位に推す声もある。若いゆえに未知数だが優秀な先代同様に優れた人物になる、というのがガゼフの評。(web版では尖った髭の、痩せて骨ばった男。)
ウロヴァーナ辺境伯 白髪で、枯れ枝で殆ど禿げ。ガゼフの見立てでは最も人間的な魅力があるという。最年長。(web版ではウロヴァーナ伯。地位が低い。)
ボウロロープ侯 貴族内で領土最大。武人タイプ。年のせいか戦士としては衰えているが、指揮官としての腕は健在の模様。バルブロ第一王子とは、娘を嫁がせた縁で義父と婿の関係である。50過ぎ。(web版は40代半ば。)
リットン伯 身分的にも人間的にも六大貴族の中で一段劣る人物。(web版では最年少で、顔立ちは整っているが人望は無い。)
レエブン 派閥の均衡を守るために、恥知らずの蝙蝠を演じる能臣。昔はだいぶヤンチャしていたが、心変わりしてからは何かと気苦労が絶えない。40手前のはずだがやけに老けて見える。


小ネタ

  • 作中でガゼフ視点での人物評が記されているものの、彼の政治感覚は素人同然なので安易に信用できない。
  • レエブン侯による評価は馬鹿、屑、アホ、出がらし等と一様に散々である。
  • 国王派なのに裏で帝国と繋がっていたり、八本指の後ろ盾になっていたりと一癖も二癖もある連中。

元オリハルコン級冒険者チーム

元オリハルコン級冒険者チーム
詳細
名前 元オリハルコン級冒険者チーム
リーダー ボリス・アクセルソン
所属 リ・エスティーゼ王国
レエブン侯配下の親衛隊
Media
登場作品 書籍版

『――我々は一体何を相手にしているのですか?』   


概要
 引退したミスリル級以上の元冒険者によって編成された選りすぐりの精鋭部隊であるレエブン侯の親衛隊の中でも、最大戦力を誇る5人の元オリハルコン級冒険者からなるチームである。web版では未登場。
 全員が平民出身であり、現役時代は王国平民の希望の星として知名度が高かった。

 八本指掃討時にロックマイアーを含む4人がクライム班へと貸し出され、その時の縁によってロックマイアーはクライムブレインと共に救出隊に加わる事となる。

 カッツェ平野の戦いでは、レエブン侯の配下として従軍。親衛隊としてレエブン侯と共に地獄ともいうべき状況に対応するが、最期はレエブン侯が逃げる時間を作るために黒い仔山羊に向かって行き、生死不明となった。
 彼らの行動によって黒い仔山羊の足を、一瞬でも遅らせる事が出来たどうかは分からない。それでも結果的にレエブン侯の命は助かった。

強さ
 十分に活躍する機会もなく退場してしまったため、チームとしての強さを発揮する事は出来なかった。
 彼らの中で際立った描写は、メンバーの一人が天才のみ使用できる武技〈不落要塞〉を使ったことである。誰が使ったのかは残念ながら分からない。

 唯一クライムと行動をともにしたロックマイアーは、元オリハルコン級に恥じない働きを見せることが出来た。彼の活躍から往年のオリハルコン級の称号が伊達ではない事を推し量るしか無いだろう。

メンバー

ボリス・アクセルソン 火神の聖騎士。チームを率いるリーダーであり、邪悪な者に強いイビルスレイヤー。享年41歳。
ヨーラン・ディクスゴード 風神の神官。戦士としても戦えるウォープリースト。享年46歳。
フランセーン 踊る武器を使った4刀流戦士。最も空気。享年39歳。
ルンドクヴィスト 自身の名入りの新魔法をいくつか開発した魔法使い。享年45歳。
ロックマイアー 『見えざる(ジ・アンシーイング)』の二つ名を持つ盗賊。件の王都での活躍によって知名度急上昇。斥候から潜入、果ては戦闘支援まで活躍の場は多岐に渡る。突然現れた六腕ゼロにも素早く反応して見せた。享年40歳。


小ネタ

  • 作中で実際に活躍したのはクライムたちと関わったロックマイアーのみ。他のメンバーは少しばかりのスキル、魔法、武技を使用するだけで退場した。(特にフランセーンに至っては、1行の紹介文の他に明確な描写が全く無い)
  • レエブン侯にソウルイーターの危険性を伝えたことで、侯はいち早く撤退を決断したが、右翼にある自陣への移動や撤退準備をしているうちにアインズの超位魔法が炸裂した。全ては遅すぎたのだ・・・。
  • 現役時代のチーム名は明かされていないため、呼称は作中と同じく『元オリハルコン級冒険者チーム』としておく。明かされないまま退場した事から、今後も明かされることはないだろう。
  • ちなみに書籍版9巻までの間に、引退した冒険者チームの名前が判明している例は無い。他に元オリハルコン級冒険者チームが登場したら、『レエブン侯配下の全滅した方の元オリハルコン級冒険者チーム』などと区別する事になるのだろうか・・・。
  • 作者によってwebの雑感に、彼らの突撃がレエブン侯の生存に対して全く意味を成していなかったことが示された。知らないほうが幸せな事ってあるよね・・・。

フォーサイト

フォーサイト
フォーサイト
詳細
名前 フォーサイト
リーダー ヘッケラン
メンバー ロバーデイク
アルシェ
イミーナ
タイプ ワーカー
所属 無し
本部 帝都アーウィンタール 歌う林檎亭
Media
登場作品 web版
書籍版
アニメ版

──”フォーサイ“。噂はかねがね

──ッケランに対するエルヤーの挨拶

概要

 フォーサイト帝国の首都に活動拠点を置くワーカーチーム。男女四人で構成されるチームで、リーダーはヘッケラン・ターマイト
 関係は良好で仲間のために命を捨てることも躊躇わないほど。報酬は均等割にしている。

 作中ではフェメール伯爵の依頼(実態はアインズの罠)であるナザリック大墳墓の調査を受けるワーカーチームの一組として登場。他のワーカーチームと一緒にナザリックへ侵入し、圧倒的な戦力を前に翻弄された後、アインズの戦闘実験に付き合わされることになる。
 その後、書籍版ではアルシェが死亡。残りのメンバーは全員捕獲され実験と巣作りに利用されることとなった。
 web版ではアルシェが生存し、ロバーデイクは実験に利用され、あとの二人は爆発した。

強さ

 オリハルコン級冒険者に匹敵する強さを持ち、この世界の人間の中ではそれなりの力を持つ(7巻349頁)とアインズにも言われるようにかなりの実力者。
 過去には闘技場で戦っていたこともあり、様々な討伐実績を誇っている。

 装備の関係でダメージこそ与えられなかったものの、魔法を一切使わない状態のアインズが攻め切ることができず、チームとしての強さは互角(7巻310頁)とヘッケランは見ていた。

メンバー

latest-8-1 ヘッケラン・ターマイト リーダー。普段は軽い態度を見せているが、締めるときは締める男。
アインズによろしく」の一言でアインズを激怒させてしまった。
イミーナとは恋人関係で、趣味は貯金を数えること。
robadeiku ロバーデイク・ゴルトロン 神官。メンバー最年長者で、多くの人を救うためにワーカーになった人格者。
神の証明のための実験材料に使われ、web版では肉団子になっていた。
aru アルシェ・イーブ・リイル・フルト マジックキャスター。二人の妹がおり、家の借金を返済するためにワーカーとして活動している。
書籍版では死亡し、web版ではシャルティアのペットになる。
imina イミーナ 弓兵。エルフの血を半分引いている為、耳は長く、胸はぺったんこ。
ヘッケランとは恋人関係で、趣味はぼんやりすること。


小ネタ

  • foresight(フォーサイト)は英語で「先見の明」「洞察」などを意味する言葉。
  • グリンガム率いる”ヘビーマッシャー”とは旧知の仲のようで、依頼の確認でも真っ先に名前が上がり、グリンガムの普段の口調のことも知っていた。
  • 彼らワーカーはアインズフールーダに命じて差し出させた生贄なのだが、まさか目を掛けていた教え子(アルシェ)がその中に居たとは露程に思ってなかった。皮肉である。

死を撒く剣団

死を撒く剣団
死を撒かれた剣団
詳細
名前 死を撒く剣団
リーダー 名無しの団長
タイプ 傭兵団(野盗)
所属 無し
本部 エ・ランテルから馬車で4時間程の洞窟
Media
登場作品 web版
書籍版
漫画版
アニメ版

敵襲です、レインさん!

──シャルィアの襲撃に対して 一般団員


概要
 死を撒く剣団リ・エスティーゼ王国に存在する傭兵団である…と言っても傭兵として活動するのは戦時のみで、普段は野盗として活動しているので、どちらかと言うと野盗が本職かもしれない。

 総員70人弱というかなりの大所帯で、ねぐらとしている洞窟は奪ってきた《コンティニュアル・ライト/永続光》の明かりが灯るかなり立派なものとなっている。また、エ・ランテルにも活動拠点を持っている模様。
 作中では犯罪者を捕えようと網を張っていたセバス達にザックが引っかかり、そうとは知らずに襲撃を仕掛けた為に襲撃部隊が全滅。さらにねぐらもシャルティアに蹂躙され、ブレインを除き全員が死亡するという末路を迎えた。

強さ
 曲がりなりにも傭兵団として長く活動を行っているので、戦場を駆け生き残ってきた古強者もいる一方、ザックのようにまるで戦闘力の無い人間もいる大きなばらつきのある構成となっている。また、最大の戦力としてガゼフ・ストロノーフと互角の戦いを繰り広げたブレイン・アングラウスを雇っている。

 まぁ、シャルティアの前には全て誤差の範囲内だったが…。

メンバー

ブレイン・アングラウス

ガゼフに匹敵する剣士。ガゼフに勝つ為に死を撒く剣団に雇われ日々研鑽に励んでいる。
金払いが良く、人と戦う機会が多い=良い訓練になるからという理由でこんな場所で雇われている。

傭兵団団長 傭兵団のリーダー。彼とブレインだけがアジトの脱出口を知っている。
シャルティアの襲撃時にはバリケードを築いたが、原作ではいつの間にか死亡。アニメではシャルティアに真っ先に吸血され死亡した。
ザック 傭兵団の一員。馭者の振りをしてセバスの一行に近寄るも、ソリュシャンを食べようとした末、ソリュシャンに食べられた。生き別れた妹がいるらしい。奪われる人生よりも奪う人生を選択し、野盗に身を窶した。また、実はアニメ版の声優が漆黒聖典隊長と一緒。
傭兵団の一員。エ・ランテルの黄金の輝き亭裏でザックと渉りを付け、野盗仲間に襲撃の予定を知らせた。
傭兵団の一員。ソリュシャン一行の馬車を襲い出て来たシャルティアの胸を揉もうとした所を手首切断の上、首も切断された。
傭兵団の一員。ソリュシャン一行の馬車を襲い出て来たシャルティアの頭上に血溜が出来たのを見てマジックキャスターと気付いた。だが殺された。
傭兵団の一員。バンパイア・ブライドの精神支配を受け拠点洞窟の場所を白状した。
傭兵団の一員。ソリュシャン一行の馬車を襲う。シャルティアがマジックキャスターと気付いて剣を構えたが殺された。
傭兵団の一員。拠点洞窟へのシャルティア襲撃をブレインに知らせ、その指示通り洞窟奥で待ち構えた。
傭兵団の一員。洞窟奥、シャルティアが食い散らかした最悪の状況になりブレインが使った経路で逃げようとしたが足を掴まれ干乾びた。
傭兵団の一員。団長と共に洞窟奥でバリケードを築きシャルティアを待ち構えた。団長指揮の元ボウガンを撃ったが命中せずに食い散らかされた。


小ネタ

  • 一応傭兵団なのでアニメのクレジットでは「傭兵」、設定資料集でも「傭兵」と書かれているが、作中では「傭兵」「野盗」「盗賊」と様々な呼ばれ方をされている。
  • 洞窟入り口には常時、歩哨が二人いるが、シャルティアが眷属となった傭兵を投げ飛ばして潰した。
  • 洞窟入り口の周囲は幾つも落とし穴があり、バンパイア・ブライドが引っ掛かった。
  • ねぐらには性欲処理のための女性が複数捕らえられていたが、ブレインは一切手を出さなかった。


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冒険者

冒険者
冒険者
詳細
名前 冒険者
タイプ 職業
存在する国 リ・エスティーゼ王国
バハルス帝国
竜王国
ローブル聖王国

しかし険者……。予想以上に夢のない仕事だ

──険者の仕事を知ったアインズの感想 

概要
 冒険者は転移後の世界における職業の一つ。
 一言で言ってしまえば「対モンスター用の傭兵」であり、秘境の探索など文字通りの冒険者らしいこともするが、基本的には厄介なモンスターの退治を請け負うだけの仕事である。
 国家の管理下に無い武装集団ということでその地位は低いが、出自に関係無く実力だけで上り詰められる職業なので、英雄譚に憧れて冒険者となった農村出身者なども存在する。
 また、冒険者の中には偉業を成し遂げ伝説にうたわれるものも数は少ないが存在する。


システム
 冒険者の仕事は依頼者の依頼を冒険者組合が仲介し、それを冒険者が受ける形で行われる。

冒険者組合中抜きの図

 冒険者は誰でもなることができ、冒険者組合で登録を行った後、最初に銅(カッパ―)のプレートを身分証として渡され、冒険者組合が仲介する依頼人の様々な依頼から自分に合った物を選び受けていくことになる。
 依頼の内容はモンスター退治が主たるものだが、要人の警護や荷物の運搬などもある模様。また、危険なモンスターを駆除し、その証拠(体の一部)を持ち帰ることで、それに見合った報酬も受け取れる。

 プレートは試験を受ける事で上位の物へと変えていくことができ、最も低位の銅(カッパ―)から順番に、鉄(アイアン)、銀(シルバー)、金(ゴールド)、白金(プラチナ)、ミスリル、オリハルコン、アダマンタイトの8種類が存在する。
 上位ほど高い身分を保証され、より難易度の高い依頼を受けられるようになり、そして「強い」と判断されるようになる。しかし上位ほどプレートに使われる金属も高価になり、紛失時には高い罰金を支払わなければならなくなる。
 冒険者は基本的にチームを組んでおり、書籍版ではこのプレートの種類で「○○級冒険者」と呼ばれており、web版ではアルファベットで分類されていた。

 冒険者には様々なルールが存在し、自分のプレートに合った依頼のみ受ける事、人間の争いに関わらない事、無償で他人の治癒を行わない事などがある。これらのルールに縛られることを嫌った人間が就くのが冒険者のドロップアウト”ワーカー”である。

強さ
 転移後の世界には「レベルアップ」の概念があるので、強いモンスターと戦う機会の多い冒険者は必然的に経験値を稼いで強くなりやすい。鉄級以上の冒険者ともなれば、専業の兵士などと比べても遜色の無い強さを持っている。
 レベルでは白金級冒険者で15レベル以上、アダマンタイト級冒険者で30レベルに迫るほどの強さになっている。


一覧

チーム名 メンバー 所属国家
アダマンタイト級冒険者(Lv.約30)
漆黒 モモン ナーベ(吸血鬼退治後)  リ・エスティーゼ王国
蒼の薔薇 ラキュース イビルアイ ガガーラン ティア ティナ
朱の雫 アズス ルイセンブルグ・アルベリオン 他 
?(引退済み) ヴェスチャー・クロフ・ディ・ローファン リグリット・ベルスー・カウラウ 他 
銀糸鳥 不明 バハルス帝国
漣八連
クリスタル・ィア セラブレイト  他  竜王国
オリハルコン級冒険者(Lv.約25)
?(引退済み) ボリス・アクセルソン  フランセーン ヨーラン・ディクスゴード ルンドクヴィスト ロックマイアー  リ・エスティーゼ王国
?(引退済み) パルパトラ・オグリオン 他  バハルス帝国
ミスリル級冒険者(Lv.約20)
 クラルグラ イグヴァルジ 他  リ・エスティーゼ王国
 天狼  ベロテ
モックナック
漆黒 モモン ナーベズーラーノーン退治後)
白金級冒険者(Lv.約15)
 金級冒険者(Lv.約12)
スクリーミング・ウィップ 不明 バハルス帝国
銀級冒険者(Lv.約9)
漆黒の剣(旋風の斧) ペテル・モーク ルクルット・ボルブ ニニャ ダイン・ウッドワンダー リ・エスティーゼ王国
鉄級冒険者(Lv.約6)
ブリタ 他 リ・エスティーゼ王国
銅級冒険者(Lv.約3)
漆黒  モモン ナーベ(登録直後)  リ・エスティーゼ王国


小ネタ

  • 最高位のアダマンタイト級は国によるが1~3パーティーしか存在しない。
  • 冒険者のシステムが生まれたのはスレイン法国と言われているが、現在のスレイン法国冒険者はいない。
  • 帝国は正規兵が整っているので特に冒険者の地位が低い。
  • 彼らは主に家を持たず宿屋を家の代わりにしている。
  • 本来なら試験を重ねて上位の冒険者へとなって行くが、漆黒は成し遂げた偉業の成果だけで最高位のアダマンタイトになってしまった。
  • ゲヘナに於いてアダマンタイトから銅と全てのランクの冒険者が集まり、モモンと握手するが描写のみでチーム名、人名は出なかった。
  • ランクの認定制度は各国共通らしく、帝国に移動してもモモンのアダマンタイトプレートは有効だった。

邪神教団

邪神教団
詳細
名前 邪神教団
通称 ヌーディスト・グレイブヤード
リーダー 高位の帝国貴族
タイプ 宗教団体
所属 ズーラーノーン
本部 帝都アーウィンタール
墓地の地下にある邪神殿
Media
登場作品 web版


概要

 邪神教団とは、バハルス帝国における邪神を信じる者達の集まりのこと。
 メンバーは最低でも二十人以上はおり、いずれも帝国内において高い地位を持つ者達である。彼らは不老不死の願いを叶えてもらうため、夜な夜な霊廟の地下に作られた神殿に集い、骸骨を思わせる覆面を被っただけの全裸姿となり、神官の指導の下で生贄を捧げるなどの忌まわしい儀式を行っている。
 信仰の対象は名無き邪神と呼ばれ、死と暗黒を統べるとされる存在である。この邪神は死した魂を吐息で凍りつかせ、極寒の世界に作った居城に飾り付け、未来永劫泣き声を響かせるという。

 その実態は、ズーラーノーンの下部組織として作り出された教団である。邪神という存在は、スレイン法国で信仰されている闇の神が他国では信仰されていないことを利用して作りだした偽物に過ぎず、儀式なども適当なものであり、人間を殺させていたのは貴族達の弱みを握るためであった。
 アインズは帝国貴族達に素顔を晒したため、信者達に降臨した邪神と勘違いされて、儀式に招かれ老人達のヌードを目撃する羽目になってしまった。だが、これ幸いと邪神を演じ欲望を満たしてやったことで、帝国内部に強力な人脈を築くことに成功した。
 なお、生贄になる予定だった二人の女児はアルシェの妹であったため、舞踏会での褒美として彼女に与えられた。

 
メンバー

神官 邪神殿の管理にあたっている男。ズーラーノーンの一員。全裸ではない。
クレマン ちょっと偉そうな女性。邪神のイスになろうとした。残念ながら全裸ではない。
ウィンブルグ公爵 アインズを集会に招待した人物。全裸ヤロー。
ランゴバルトの父親 若さを取り戻したくて息子を邪神に捧げた。全裸ヤロー。
帝国魔法学院の学院長 若さを取り戻したくて邪神の言うことをきいている。学院にモモンとその奴隷を転入させた。全裸ヤロー。

 

帝国四騎士

帝国四騎士
詳細
名前 帝国四騎士
リーダー バジウッド・ペシュメル
タイプ 騎士
所属 バハルス帝国皇帝直属
本部 帝都アーウィンタール
Media
登場作品 web版
書籍版

概要
 帝国四騎士とは、バハルス帝国における最強戦力たる四人の騎士のこと。
 皇帝の勅令を遂行することが多く、権限だけであればその地位は将軍と同格である。ジルクニフの身辺警護を勤めていることが多い。選抜基準は力量のみであり、性格や忠誠心は重視されていない。
 なお、web版ではナザリック帝国の一部となっているため、最強ではなく単なる騎士呼ばわりされる侮辱を受けた。

強さ
 オリハルコン級以上と思われる。
 ガゼフカッツェ平野での反攻作戦で前四騎士の二人を討ち取ったことがあり、ブレインならば勝ちは揺るがないと判断している。また、デス・ナイトを前にしたバジウッドは四騎士が束になっても一体を抑えきれるかどうかと思った。

装備

  • ガントレット・オブ・ストレングス(筋力向上)
  • アミュレット・オブ・ヘルス(毒、病気に対する抵抗にボーナス)
  • ベルト・オブ・コンスティチューション(耐久力向上)
  • リング・オブ・レジスタンス(魔法抵抗力ボーナス)
  • リング・オブ・プロテクション(防御力向上)
  • グリーブ・オブ・クイックマーチ(移動速度向上)
  • マント・オブ・エレメンタルプロテクション(属性ダメージ緩和)
  • シャツ・オブ・キュアウーンズ(低位治癒魔法を1日1回だけ使用できる)
  • ヘルム・オブ・マインドガード(精神攻撃抵抗ボーナス)


 web版の設定によると、全員上記の装備を基本で持つ。
 さらにポーションを最低1,000金貨分所持している。

メンバー

バジウッド・ペシュメル 〝雷光〟の二つ名で知られる。
四騎士の筆頭でありリーダー。ミスリルの軽量化された全身鎧、二つ名の由来となるアダマンタイト製の武器を所持している。
平民上がりであり、皇帝に対しても馴れ馴れしい言葉遣いをする。ジルクニフとともにナザリックの玉座の間を訪れた。
ニンブル・アーク・デイル・アノック 〝激風〟の二つ名で知られる。
金髪碧眼の端麗な容姿の持ち主で、声まで清廉。魔化されたアダマンタイト製の全身鎧に身を包んでいる。
四騎士の中で最もアインズと接することが多く、気苦労が絶えない。
レイナース・ロックブルズ 〝重爆〟の二つ名で知られる。
四騎士の中で最高の攻撃力と最低の忠誠心を持つ。重装備に身を包み歩兵が使うような槍を装備している。金髪碧眼で整った顔立ちの女性だが、顔の右半分が膿んでおり髪で隠している。
四騎士に就任したのはとある目的を叶えるためであり、いざというときは我が身を優先することを許されている。ナザリック内には入らず外で留守番をしていた。
ナザミ・エネック 〝不動〟の二つ名で知られる。
四騎士の中で最硬の騎士であり、多種のエネルギー系攻撃にも耐えられる。戦闘スタイルは防御重視で両手に持った盾で戦う。
書籍版では帝城に攻めて来たアウラマーレの前に立ちはだかり死亡した。ジルクニフは引いて欲しかったのだが二つ名がまずかった。